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「ブラック・マーケット」を聴いて大好きになったウェザー・リポート　 [ウェザー・リポート]

ロック、ソウル、JAZZと僅かなクラシックを同時並行で聴いていた学生時代に、一度聴いただけで大好きになったのがウェザー・リポートの「ブラック・マーケット」。

⇒Black Market

私が学生の頃のJAZZ界は、「軽く小洒落たフュージョン全盛の時代」でもあったので、そのような時代にこのアルバムを聴いた時は正直心にガツン！と響きました。

この「ブラック・マーケット」を聴いた時は、サックスのウェイン・ショーターやキーボードのジョー・ザビヌルがマイルスコンボにいたことも知りませんでしたし、このアルバムの中に２曲参加してデビューを果たしたジャコパスことジャコ・パストリアスすら知らなかったんです。（汗）＾＾；

一度見たときから、このアルバムのジャケットも好きでした。
（今でも大好きなんですけど！）

当時巷に流行っていたフュージョンサウンドが「センス抜群＆スタイル抜群の美女」であれば、このウェザーリポートのブラックマーケットは「ポニーテールのスッピン美人！」と言うような感じがしたんです。
（妙な例え方ですみません！）

私は表題曲の「ブラック・マーケット」も好きでしたし、「ジブラルタル」と最後の曲「ヘランドヌ」も大好きでしたが、今でもこの曲を聴くと胸が熱くなるのがこちらの「エレガント・ピープル」。

バイト代がレコード代に消えて、めしもろくに食えなかった学生時代に、セレブリティに憧れていたからなのかもしれません。＾＾；

腹を空かして聴いたこの曲が悪夢のように蘇ります。＾＾；

あれから４０年！！

この曲で、ブルーノート時代のウェイン・ショーターのアルバムを片っ端から聴くトリガーにもなったアルバムです。

更に、ウェイン・ショーター在籍中のマイルス・ディビスのアルバムを聴くハメにもなった？記念すべきアルバムです。

好きになると、遡及して調べたくなるのが「男の悪癖」です。

少なくともこのアルバムでのベースはジャコ・パスよりもアルフォンソ・ジョンソンの方が私は好きです。

最後の曲「ヘランドヌ」も寝る前に日課のように聴いていた曲の一つでした。